コロナ禍のウンケー「ご先祖さまも分かってくれる」 市場に活気


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
旧盆に向けて第一牧志公設市場に肉などを買いに来た常連客ら=30日、那覇市松尾の同市場

 31日は旧盆初日のウンケー(お迎え)。那覇市の第一牧志公設市場では30日、うやふぁーふじ(祖先)に供えるごちそうを作るため、食材を買い求める人々の姿が見られた。今年は新型コロナウイルス感染拡大と台風の二重の打撃を受け、例年より客足が鈍いという。

 同市場を訪れた嘉数みゆきさん(56)は豚のじゅーぶに(しっぽのだし骨)や中身などをマイバッグ二つ分も購入した。「市場に来ると元気が出る」とほほ笑む。今年は新型コロナ対策で親戚回りを控えるが「ご先祖さまも分かってくれると思う」と話した。
 店主らによると、客足は精肉店で例年の約3分の2、市場全体では半分以下に減っているという。上原精肉店の店主、上原正敏さん(59)は「平日はお客さんが少なかったが、土日でやっとにぎわった。例年は旧盆の中日にもウークイ用の食材を買いに多くの人が訪れるが、今年は台風が来るので見込めない」と指摘する。
 粟国智光組合長(45)は「今は我慢する時だが、正月も同じような状況になるのが怖い。行政は先行きを見通して経済対策を打ち出してほしい」と話した。