台風10号、暴風警報解除受け避難所閉鎖 大東島地方、住民ら次々自宅へ【6日正午】


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避難所から両手いっぱいに荷物を持ち自宅へ戻る住民=6日午前11時半過ぎ、南大東島の多目的交流センター(照屋大哲撮影)

 【南大東村で照屋大哲】台風10号の暴風警報解除を受け、大東島地方では6日午前11時半ごろから、開設された避難所が閉鎖された。

 南大東島の避難所となった多目的交流センターでは両手いっぱいに荷物を持った住民が自宅へ向かう姿が見られた。

 5日昼過ぎから避難した山下温子さん(89)は「こんなに大きい台風は初めてで怖くて心配だった。避難所に来て安心して眠れた」と涙ぐんだ。

 夫婦で5日昼ごろから避難した久高明敏さん(90)と妻の文子さん(87)は「避難所はお家より安心できる。だけど周りに人がいて気を使い、あまり眠れなかった」と話した。2人は「帰ったら、まずは家の掃除をして、数日後にはゆっくりしたい」と語った。【琉球新報電子版】