ジューシーに初搾り シークヮーサー果汁、本部で300トン見込み


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果汁原料やジュースに加工されるシークヮーサーの選別作業=5日、本部町豊原のもとぶウェルネスフーズ

 【本部】沖縄県本部町のもとぶ産シークヮーサー生産・消費拡大推進協議会(会長・伊野波盛二副町長)は5日、本部町豊原の農業生産法人もとぶウェルネスフーズ(長濱徳勝社長)で、もとぶ産シークヮーサーの果汁初しぼり式を実施した。

 シークヮーサーの加工現場や加工食品を県内外へ発信し、消費拡大を図ることが狙い。式では町関係者や生産者、消費者ら約30人が参加しシークヮーサーの産業としての成長に期待した。長濱功工場長の合図で工場のラインが始動し、シークヮーサーが次々に選別され搾汁機にかけられた。

 伊野波会長は「今年もシークヮーサーが豊作で本部町で約600トンの生産量を見込んでいる」とあいさつ。加工者代表で長濱社長は「果汁ベースで約300トンを見込んでいる。将来は千トンを目標にしている」と抱負を述べた。
 (上間宏通信員)