コザに男女総合優勝杯 沖縄県高校総体で10年連続の頂点


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上位入賞をたたえて優勝杯や表彰状を授与された選手ら=9日、県体協スポーツ会館

 2020年度沖縄県高校総体総合優勝杯の授与式が9日、県体協スポーツ会館で行われた。コザが男女総合の部で155.0点で10年連続で頂点に立った。コザは男子の部で64.5点、女子の部で90.5点でそれぞれ栄冠をつかんだ。

 男女総合の部は那覇が115.0点で2位、首里が110.5点で3位だった。男子の部は那覇が63.5点で2位、那覇西と興南が60.5点で3位。女子の部は首里が64.0点で2位、小禄が62.0点で3位だった。

 コザは県総体の開幕前、10年連続の男女総合優勝に向けて結団式を行った。男子の代表として宣誓した空手部の新城志(つかさ)が男女総合の優勝杯を受けた。ソフトボールの嘉手苅日陽主将が女子の部、水泳の新垣琳大(りんた)が男子の部の優勝杯を手渡された。

 新城は個人形、団体形で優勝、個人組手で準優勝するなど成績に貢献。「10年連続のプレッシャーはあったけど、一致団結して達成できた。コロナで集まって練習ができない中、一人一人がチームに貢献するために練習したおかげだ」とうれしそうに話した。

 金城弘昌県教育長は「競技に取り組むひたむきな姿は他の高校生の励みになっただけでなく、支えてくれた保護者に感動と希望を与えた」とたたえた。