むぎ(猫)「命のきらめき、歌に」 新作EP発売 つじあやのとコラボも


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昨年12月以来の2nd EP「窓辺の猫 e.p.」をリリースしたむぎ(猫)(スピードスター・ミュージック提供)

 歌や踊り、楽器を演奏する猫のミュージシャンむぎ(猫)が昨年12月以来となるEP「窓辺の猫 e.p.」(ビクターエンタテインメント)を9日、発売した。つじあやのとコラボした「窓辺の猫 feat.つじあやの」や「ネコジェラシー」「かっこいいCOLOR」など全5曲を収録する。むぎ(猫)は「命の大事さを忘れないで歌いたい。命どぅ宝とあるようにみんなの宝物にある一つのきらめきを大事にして、歌にしたかった」と楽曲制作など思いを語った。

 表題曲の「窓辺の猫 feat.つじあやの」は、一つの窓を通して出会った少女と猫の物語をつづる。京都出身のシンガーソングライター、つじあやのと初めてコラボした楽曲で、つじが奏でるウクレレや歌と優しく調和する。TBS系(RBC)のテレビ番組「プレバト!!」(毎週木曜夜7時)の8月、9月のエンディングテーマ曲にもなっている。

 「たまに思い出す人やものは自分が大切だと気付いていなかった存在かもしれない。だからこそ、後から思い出となって気付く、誰もが胸の中に大切にしている思い出を歌にしたいと思った。今、直接会えずにパソコンやスマホの窓を通して会っている。この時間がもしかしたら、いつかは大事な思い出になっているかなと、そういう風に聞いてもらえたらうれしい」

「窓辺の猫 feat.つじあやの」など全5曲を収録する(スピードスター・ミュージック提供)

 「かっこいいCOLOR」は励ましの言葉が共感できる応援ソング。求人サイトジェイウォームのCM曲になっている。むぎ(猫)は自身の仕事を見つめ直しながら制作したという。「例えば、むぎは手がからまってギターは弾きづらいけど、木琴だったらたたけるぞとか、みんなの前で踊るのは得意だぞとか、得意なものを集めて、今のお仕事になっている」と振り返る。

 さらに「できないことがあったとしても、それをできることに変えて集めていけば、何か新しい色になるんじゃないかと。できないことがあっても、誰かと一緒だったらできるかもしれない。そこで落ち込まないでねという気持ちも込めた」と歌詞への思いを話す。

 首里城が焼失した時のショックや、沖縄の抱える問題から目をそらさないようにしたいという気持ちを「赤い花」に込めた。三線やエイサーの太鼓の音を取り入れ、琉球音階に近づけつつポップスで引き込む。「(沖縄には)力強い怒りの気持ちがある半面、喜びや笑顔がある。陰と陽が混ざり合ったような曲を作り、今の沖縄の現状を見てもらいたい」と語った。(田中芳)

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 2nd EP「窓辺の猫 e.p.」は全5曲収録。特殊パッケージ仕様の初回盤は税抜き3千円。通常盤は税抜き1600円。アイチューンズ、レコチョクなど音楽ダウンロードサービスでも購入できる。