伊江島に「釜石」のかご漂着 東日本大震災で流されたか 散歩中に内間さん発見


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GIビーチ付近の海岸で見つかった「釜石 東部」と書かれたプラスチック製のかご=11日、伊江村川平

 【伊江】沖縄県伊江村の西側にあるGIビーチ付近の海岸で11日、「釜石 東部」と書かれたプラスチック製のかごが砂浜に打ち上げられているのが見つかった。

 毎朝、日課で付近の海岸を散歩する村東江上の内間末宏さん(68)が見つけた。縦50センチ、横76センチ、高さ26センチと大きめのかごで破損箇所はなく、良い状態で残っていた。

 内間さんは「台風10号が沖縄を通過した後に漂着したものと思われる。2011年の東日本大震災で、岩手県釜石市から流され、漁協などで使用されたものではないか」と話した。

 7日には、石垣市の底地ビーチでも、釜石市から流れ着いたと思われるかごが発見されている。

 内間さんは6月11日にも同じ海岸で、大量のサンゴの卵が打ち寄せ、約2キロにわたり砂浜が帯状に赤く染まっているのを発見した。
 (金城幸人通信員)