沖縄県がコロナ注意報 高齢者との面会自粛、移動時の体調管理を 連休前に呼び掛け


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沖縄県庁

 県は14日、今後の感染拡大を防止するため、今週末の4連休を前に「沖縄県新型コロナウイルス感染注意報」の第1報を出した。県をまたぐ往来や離島への渡航における注意点、敬老の日に高齢者との直接の面会を控えることなどを呼び掛けた。

 玉城デニー知事は同日、記者会見を開き「県民や事業者の努力で感染は収束に向かっているが、まだ新型コロナウイルスがなくなったわけではない」と述べ、三密の回避やマスク着用など感染防止対策への取り組みの協力を求めた。

 新型コロナ注意報の第1報は以下の通り。

(1)県民および来訪者の県をまたぐ往来は、事前に1週間程度は体温をチェックするなどの十分な健康観察と感染予防対策の徹底。那覇空港などにおけるサーモグラフィーによる体温確認などへの協力

(2)離島への渡航、離島間の渡航は来島自粛を求めている離島もあるため、渡航先の受け入れ状況などを事前に市町村のホームページなどを確認した上で判断する。渡航する場合、マスクの着用など感染防止対策を徹底し、体調不良の際には延期を検討する

(3)敬老の日には、高齢者の感染リスクを抑えるため直接の面会は控え、電話やSNSなどを活用する。外出は密の環境を避ける。

【琉球新報電子版】