新型コロナ、沖縄県内新たに16人感染 本島中部で目立つ


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 沖縄県は19日、新たに20代から90代の16人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者は沖縄市が4人、浦添市、宜野湾市、うるま市がそれぞれ3人で本島中部で多かった。宮古島市でも20代の会社員1人の感染が確認された。

 19日に発表した16人のうち感染経路が分かっているのは2人。直近1週間平均で感染経路が不明な症例の割合は64.4%となった。県の糸数公保健衛生統括監は、新規16件のうち15件は保険診療検査のため、感染経路の情報収集に時間を要しているとした上で「県内の感染状況は落ち着いたようにみえるが、感染経路が不明のままであれば、実は市中感染が少しずつ広がっていることが懸念される」とした。「情報が集まってくる中でどのくらい経路が分かるかにかかってくる」と説明した。

 県立宮古病院の入院者は2人になった。1人は中等症、1人は軽症。

 新たなクラスター(感染者集団)は確認されていない。人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は3.71人で全国5番目。感染者の累計は2338人。米軍関係の新規感染者はゼロだった。