台風12号が発生、日本に接近へ 沖縄は高波に注意必要【9月21日午後6時】


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気象庁が発表した21日午後3時の台風12号の進路図

 気象庁は21日正午、日本の南にある熱帯低気圧が台風12号に変わったと発表した。台風は今後、日本の南を北上し、24日から25日にかけて、西日本や東日本にかなり接近する可能性があり、荒れた天気になる恐れがある。24日には温帯低気圧に変わる見通しだが、九州から東日本の太平洋側で大雨になる恐れがある。

 気象庁によると、台風は日本の南をゆっくりと北北東に進んでいる。中心気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで中心の南東側240キロ以内と北西側110キロ以内は風速15メートル以上の強い風が吹いている。

 沖縄本島地方と大東島地方では23日にかけて、先島諸島では22日にかけて、波が高くなる見込み。沖縄地方の海上や海岸付近では高波に注意が必要。

 気象庁では今後の台風情報、地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、気象情報などに留意するよう呼び掛けている。【琉球新報電子版】