「熱帯魚、色とりどりのサンゴに感動」 小中学生23人が海中観察 沖縄・渡嘉敷島で自然体験


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬
海中観察を行う参加者=19日、国立沖縄青少年交流の家海洋研修場(渡嘉志久ビーチ)

 【渡嘉敷】渡嘉敷村の国立沖縄青少年交流の家(大濵善秀所長)主催の「美ら島サンゴ大作戦」が、19日から2泊3日の日程で同所や同海洋研修場(渡嘉志久ビーチ)などで開かれ、県内各地から小学校5年生~中学3年生23人が参加した。

 「サンゴ大作戦」では、体験学習としてシュノーケリングインストラクターの森有紀子さん、木島悠太朗さんが講師を務め、渡嘉志久ビーチでシュノーケリングの基礎、使用方法などを習得した後、同ビーチ湾内の海中観察を行い慶良間海峡沿岸のサンゴ生態系を学んだ。ガイドの案内で、渡嘉敷集落内民家のサンゴ石灰岩の石垣巡りもあった。

 辻本華梨さん(10)=与那原小5年=は「島の人々は自然と共存しつつ島の発展を考えていることが分かった。色とりどりのサンゴや熱帯魚に感動した」と笑顔。安蔵(あんぞう)志紋さん(12)=佐敷小6年=は「当たり前のように見ていた『自然』に対して感謝の気持ちが湧いてきた。この気持ちが自然を保護することにつながることだと気付いた」と声を弾ませた。 
(米田英明通信員)