泡消火剤の交換で米軍が業者と契約 宜野湾市長に説明


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今年4月10日、米軍普天間飛行場内から流出した泡消火剤を確認する基地内消防職員ら=宜野湾市

 【宜野湾】4月に米軍普天間飛行場から泡消火剤が流出した原因などが示されたことを受け、松川正則宜野湾市長は2日、米第3海兵遠征軍や沖縄防衛局、外務省沖縄事務所を訪れ抗議し、対策などを求めた。米軍は9月、有害性が指摘される有機フッ素化合物PFOSを含んだ泡消火剤の交換について業者と契約したことを説明した。1年契約という。

 松川市長によると、米軍の政務外交部長ニール・オーウェンズ大佐は再発防止策として、泡消火剤システムの操作方法を看板に表示しているなどと説明した。松川市長は、切り替える泡消火剤の成分などについて「今後注視しないといけない」と述べた。要請文を受け取った防衛局の田中利則局長と外務省の川村裕沖縄担当大使は、米軍の泡消火剤交換を「加速させる」ことを確認した。