スガシカオ 聴かせた25年の集大成 記念ライブで12曲


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ヒット曲の数々を歌い上げたスガシカオ(右)=3日、名護市の万国津梁館サミットホール(株式会社UGM提供)

 「QAB琉球朝日放送開局25周年記念 スガ シカオ アコースティックLIVE in OKINAWA」が3日、名護市の万国津梁館サミットホールであった。来年2月、QABと同じく25周年を迎えるスガが「俺なりの25周年の集大成をお聞かせしたい」と12曲を歌った。ライブは配信もされた。

 ノリの良い楽曲「見る前に翔べ.com」で幕を開けた。3曲目の「サヨナラホームラン」は、南国らしい音がするギタレレに持ち替えて、しっとりと歌い上げた。ファンクナンバー「19才」を歌い終えると「楽しい」とつぶやき、続くMCで2月の後半からツアーが中断したことに触れた。

「お客さんからの拍手や声援でエネルギーチャージされる。そういうことが(ライブをやる中で自分にとって)重要だったんだと気付いた」としみじみと語った。

 観客は、スガが初めて自分以外の人に作った「夜空ノムコウ」、「いつのまにか自分の代表曲になっていた」と語る「Progress(プログレス)」などヒット曲の数々に聴き入り、時に掲げた手を前後に動かして盛り上がった。

 アンコールは、スガの母への思いを歌った「ヤグルトさんの唄」で涙を誘い、沢田研二の「勝手にしやがれ」で情熱的に締めくくった。