県内にグループ3社を展開するIT企業のSCSK(東京都)の谷原徹社長執行役員最高執行責任者=写真前列左端=が13日、県庁に玉城デニー知事を訪ね、浦添市城間に開設予定の新たな事業拠点などについて報告した。
2021年春に開設予定のグループ沖縄拠点は、SCSKサービスウェアとSCSKニアショアシステムズの一部と協力企業などが入居する。県内での採用を増やし、将来的には2千人規模が働く場になる予定。
谷原社長は「Uターン、Iターン、Jターンでホワイトカラーを経験した人が帰りたいと思っていても働く場を確保できない現状がある。そのような人材を採用し、国内拠点を中心に開発環境をつくっていきたい」と述べた。
新型コロナウイルス感染拡大で働き方の抜本的な転換が求められているとして、「東京の仕事が沖縄を含め全国どこでもできる体制をつくりたい」と話した。