東京・練馬で沖縄映画祭 「岡本太郎~」「イザイホウ」など上映 11月8日まで


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映像上映やトークもある「ねりま沖縄映画祭2020」

 【東京】「岡本太郎の沖縄」など沖縄に関係するドキュメンタリー映画などを上映する「ねりま沖縄映画祭2020」が17日から、東京都練馬区内で開かれている。日本復帰前の今村昌平監督の劇映画「神々の深き欲望」や野村岳也監督のドキュメンタリー「イザイホウ」など、今また新たな発見に触れられる映像が並ぶ。11月8日まで。

 2016年に始まり今年で5回目を迎えた。初日の17日は、「デジタルで甦る8ミリの沖縄」と題して、沖縄アーカイブ研究所の真喜屋力さんが、これまで収集した8ミリフィルムをデジタル化した映像を上映しながら解説した。交通帯変更の「730」の映像や復帰前後のデモ、中城城跡公園の遊園地の様子を映し出しながら真喜屋さんは「撮った人の視線を意識してみると楽しい」と話した。

沖縄アーカイブ研究所の真喜屋力さん

 上映は練馬区内で作品別に3会場で行われ、上映後トークもある。29日はドキュメンタリー映画「ひめゆり」、31日は「返還交渉人」と「命かじり~森口豁 沖縄と生きる」、11月1日は「オキナワへいこう」、3日は「サルサとチャンプルー」と「岡本太郎の沖縄」、7日は「神々の深き欲望」、8日は野村岳也監督追悼上映で「ふじ学徒隊」と「イザイホウ」を予定している。大人前売り1000円、当日1200円、18歳以下800円。問い合わせは柏木さん☎090(8311)6678。
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