読書体験記コンクール 開邦高校の大城さんが優良賞 沖縄県審査会


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 第40回全国高校生読書体験記コンクール(公益財団法人一ツ橋文芸教育振興会主催、琉球新報社など後援)の沖縄県審査会が19日、那覇市の琉球新報社で開かれ、優良賞に大城そのかさん=開邦3年=の「後悔のない人生を送る方法」が選ばれた。作品は中央選考委員会へ送られる。

 大城さんが取り上げた作品は「後悔病棟」(垣谷美雨、小学館文庫)。読書をきっかけに自身の感情や行動にどう影響したのかを、うまく表現していることが高く評価された。

 県内12校から93編の応募があり、各校で絞った40編を琉球大学教育学部長の萩野敦子教授、県立向陽高校の稲福悠教諭、琉球新報社の高江洲洋子文化部長が選考した。

 総評では「新型コロナウイルスの感染拡大や持続可能な開発目標(SDGs)など現代の社会的テーマに寄り添う内容が多かった。ただ、読書を通して起こる自身の変化を具体的にまとめることでさらに良い作品に仕上がる」としている。

 その他の入選者は次の通り。(敬称略)

 新垣英玲奈(開邦高校2年)、風岡優衣(同1年)、津波さくら(向陽高校3年)、金城鈴乃(同3年)