玉城デニー知事との会談後の岸信夫防衛相と記者団とのやりとりは次の通り。
―玉城知事との相互理解は深まったか。
「知事のさまざまな問題意識について話を聞いた。私も私なりの考えを伝えられた。こうした意見交換を通じて相互理解を深めることができればと思う」
―辺野古新基地建設について県との対話は可能か。
「対話は常に必要だ。お互いの誤解、対立を避けるためにも対話を重ねなければならない。中身について、もちろん知事の話で受け入れられないことがいろいろ出てくると思うが、その中で国としてできることは全てやっていくことに変わりはない」
―辺野古には新基地建設を受け入れるという住民もいる。知事の意見との違いについてどう感じたか。
「沖縄の中にもさまざまな意見があることは承知している。必要なのは普天間の危険性を一日も早く除去していく。併せて抑止力を維持しながら、移設を進めていくということだ」