【石垣】八重山農林高校アグリフード科が、手作りのみそを練り込んだ新商品「みそクッキー」を製造した。15日に同校で製造実習が行われ、3年生がクッキーを焼き上げた。袋詰めされたクッキーは、16日に開かれた「八重農市」で販売された。
原料のみそには生徒が1年生の3学期に植え、2年生の時に収穫した米を使用している。八重農市で手作りみそを販売していたが、新型コロナウイルスの影響で1学期の八重農市が中止になり、みそが余ったため、みそを使ったクッキー製造に取り組んだ。
みそや砂糖、薄力粉の割合を変えた10種類ほどのクッキーを試作し、多数決で販売するクッキーの味を決めた。サクサクした食感を出すために、オーブンでの焼き上げ後に余熱で乾燥させるなどの工夫をした。
金城琉斗さん(18)は「みそが結構効いていておいしいと思う。自分たちが一から作っていることを知ってもらい、味わってほしい」と話した。