沖縄県と沖縄国税事務所は27日、2020年度泡盛鑑評会の審査結果を発表した。古酒の部に34酒造所の泡盛64点が出品され、品質が優秀な泡盛に贈られる沖縄国税事務所長賞に13酒造所の13点が選ばれた。
この中から、味の滑らかさや古酒香などを採点した結果、春雨(宮里酒造所)、15年古酒請福(請福酒造)、玉友甕仕込秘蔵古酒(石川酒造場)、瑞泉古酒(瑞泉酒造)、古酒八年琉球(新里酒造)の5点が県知事賞に輝いた。
新設された「泡盛ブレンダー・オブ・ザ・イヤー」には石川酒造場の石川由美子さんが選ばれた。
同事務所の相澤常滋主任鑑定官は「ブレンダー・オブ・ザ・イヤーを設置した効果かもしれないが、古酒香を分かりやすく、豊かに表現しているものが多かった」と語った。
表彰式は11月2日に那覇市の沖縄ハーバービューホテルで開かれる。そのほか、沖縄国税事務所長賞に選ばれたのは次の通り。
▽十年古酒南光(神谷酒造所)
▽蔵出しまさひろ(まさひろ酒造)
▽海乃邦15年(県酒造協同組合)
▽熟成古酒瑞穂(瑞穂酒造)
▽金丸(伊是名酒造所)
▽暖流セレクトブレンド(神村酒造)
▽残波古酒41度(比嘉酒造)
▽琉球泡盛古酒の郷(協同組合琉球泡盛古酒の郷)