泡盛の魅力を世界へ! ジェトロ、英文サイトをスタート 「バーチャル焼酎館」創設


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バーチャル焼酎館のイメージ画像

 日本貿易振興機構(ジェトロ)は泡盛や焼酎の輸出拡大を図るため、「日本の焼酎・泡盛を世界のSHOCHU・AWAMORIへ」を28日からスタートさせる。知名度を上げ、海外市場に参入するために、ジェトロホームページ上に「バーチャル焼酎館」を創設するほか、海外講師陣による焼酎・泡盛関係者に向けたセミナーの定期開催、オンライン商談機会の常時提供をしていく。

 世界の酒類市場の拡大や世界的な蒸留酒人気とプレミアム化などから、蒸留酒で高品質の焼酎・泡盛には輸出チャンスがあると言われている。一方で、知名度の低さ、海外市場のニーズをくみ取った製品開発の弱さなどが課題としてある。

 バーチャル焼酎館は英語によるプラットフォームで、焼酎・泡盛ビジネスに役立つ基礎知識や蔵元の魅力を伝えるストーリーを掲載し、世界中に焼酎・泡盛の魅力を伝える。日本の焼酎・泡盛に興味を持った海外バイヤーらと蔵元をつなぐため、オンライン商談会を常時開催し、ビジネスのチャンスを拡大する。

 28日から参加蔵元を募集。参加料は無料。11月末までに100蔵元の参加を目指す。

 オンライン会見でジェトロ農林水産・食品部の西本敬一次長は「サイトで魅力を発信し、マッチングまでつなげるやり方が成功を収めれば、他にも活用できる」と話した。