具志川商高、地域ブランド「総選挙」に出場 新ビジネス提案へ沖縄そば取材


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
地域ブランド総選挙の取材で沖縄製粉を訪れた県立具志川商業高校の生徒ら=16日、那覇市通堂町の沖縄製粉

 高校生、大学生が地域ブランドを活用した新商品などを提案し、競い合う「全国地域ブランド総選挙」(特許庁主催)に具志川商業高校が出場している。同校の情報システム科3年の金城乃愛さん(18)、下門悠理さん(18)、上門祥太さん(18)は16日、取材のため那覇市通堂町の沖縄製粉を訪れた。

 金城さんら同級生7人は課題探求の授業の一環で、チーム「Okinawa麺s」として出場する。チームは「若い世代に沖縄そばの新たな魅力を伝える」をテーマに、新ビジネスのプランなどを提案する。取材では沖縄そば用の粉とラーメン、うどん用の粉との違い、沖縄そば業界の課題などを質問した。

 生徒らは取材当日、新型コロナウイルス感染対策として3人で訪れた。金城さんは「沖縄そばはシンプルだが、奥深い」と話した。

 特許庁は地域団体商標制度の普及と活用促進を目的に、全国地域ブランド総選挙を2017年から実施している。地域団体商標制度とは、沖縄そばのように「地名+商品名」からなる商標について、一定の要件を満たした場合に登録を認める。

 総選挙は今年から対象を全国に広げ、各地の高校生、大学生らが地域団体商標を保有する団体を取材し、新ビジネスのアイデアなどを競い合う。