世界若者ウチナーンチュ連合会 オンラインで催し開催へ 世界つなぎ企画作り【ボリビア】


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オンラインワークショップで議論を深める参加者ら

 沖縄県主催の「2020年度世界のウチナーネットワーク強化事業」として、世界若者ウチナーンチュ連合会がオンラインワークショップを継続的に実施している。13人の参加者が企画づくりのノウハウを体系的に学び、オンラインイベントなどの企画を進めている。

 ワークショップのファシリテーターは平井雅氏が務めた。過去4回の世界のウチナーンチュ大会に企画コーディネーターとして関わり、観光業界、地域コミュニティー、教育分野でプロフェッショナル・ファシリテーターとして活躍している。

 参加者はこれまで数回のオンラインワークショップを受けた。「周りの同世代にネットワークの意義をどう伝えるか」などの課題を、3チームに分かれて紹介した。それぞれのチームからは、個性のあるアイデアが発表された。ワークショップなどを終えて、現在はイベント開催に向けた実践企画に入っている。11月中にオンラインイベントを開催する予定だ。

 オンライン開催で海外からも参加可能となったことで、ボリビアから比嘉成美さん(26)=3世=と、金城サウセド晃さん(25)=3世=が参加している。2人は過去に県費留学生として沖縄を訪れた経験がある。

 晃さんは「沖縄の方たちと意見を交わすことで、たくさんのことを学んだ。自分にしかできないことがあると思う。良いイベントに仕上げたいと思っている」と述べた。成美さんは「学び多き貴重な経験となった。新たな仲間と共に今後は学んだことを実行に移し、ウチナーネットワークを盛り上げていく」と話した。

(安里玉元三奈美通信員)