地元の魅力 発信手応え ツーリズムEXPO閉幕


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新型コロナウイルス感染防止の観点から、タマネギつかみ取りを配布に変更した兵庫県洲本市のブース=1日、宜野湾市立多目的運動場

 宜野湾市の沖縄コンベンションセンターなどで開催された「ツーリズムEXPOジャパン 旅の祭典 in沖縄」と「リゾテックオキナワ おきなわ国際IT見本市」が1日、4日間の日程を終えて閉幕した。新型コロナウイルスの影響で需要が減少する観光業を盛り上げようと、「旅のチカラで日本、世界を元気に!」をテーマに国内外の観光関係者が各地の魅力をPRした。

 ツーリズムEXPOの展示会場内では、各地の特産品や観光名所が紹介された。宮古島市の観光農園「しろう農園」は、無農薬のアロエベラで作ったアロエジュースなどを出展した。説明を聞いた山内理華さん(30)=読谷村=は「コロナで観光は落ち込んでいるが、このようなイベントは観光の再発見につながるはず」と話した。

 兵庫県淡路島の洲本市は、特産品のタマネギで来場者を引きつけた。富士山静岡空港の柴田晃利営業部担当部長は「このイベントで地元のいいところを沖縄の人に発信できた」と語り、観光需要の回復に期待を込めた。

 事前登録制で3密(密閉、密集、密接)を避けるなど、新型コロナウイルス感染防止に取り組みながらイベントを実施した。感染防止の観点から、出展内容を一部変更する場面もあった。

 野外で開催された「おきなわフードフェスタ」は、キッチンカーやカレーの名店などが集結した。天候にも恵まれ、家族連れの姿が多く見られた。