空手五輪代表の喜友名 ギネス世界記録に認定 プレミアLで優勝19回


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空手1プレミアリーグの優勝19回がギネス認定された劉衛流龍鳳会の喜友名諒選手(右)と師匠の佐久本嗣男氏=2日、豊見城市の沖縄空手会館

 空手男子形で東京五輪の日本代表を確定させている喜友名諒選手(30)=劉衛流龍鳳会=が重ねてきた国際大会の優勝回数がギネス世界記録に認定された。2012年9月1日から20年1月24日の間の優勝19回が「空手1プレミアリーグ最多ゴールドメダル」として認定された。2日、豊見城市の沖縄空手会館で行われた公開稽古で、ギネスワールドレコーズの公式認定証が喜友名選手に手渡された。 

 対象となった空手1プレミアリーグは世界空手連盟(WKF)が主催する国際大会。毎年各国に会場を移して開催されており、世界のトップ選手が集う。喜友名選手は初優勝した2012年のイスタンブール大会から優勝を逃したのはわずか2戦のみ。18年6月のイスタンブール大会以降は直近のことし1月のパリ大会まで負けがない。
 師匠の佐久本嗣男氏は1984、86、88年に世界選手権を3連覇し、ギネス世界記録に認定されている。喜友名選手も佐久本氏とともに2014、16、18年の3連覇で同記録達成の4人目としてギネス世界記録に名を連ねていた。

 今回はギネスワールドレコーズの調査で新規登録され、ことし10月に全日本空手道連盟(全空連)に連絡があったという。認定証を託されていた全空連の関係者から2日の公開稽古で受け取った喜友名選手は「小学生の時、どの競技で世界一になれるかとギネスブックをよく読んでいた。ギネスに載るという人生の目標の一つを達成できてうれしい」と喜んだ。佐久本氏は「至難の業だが皆さんの応援のおかげで行き着けた」と誇らしげに語った。
 喜友名選手の記録は18日発売の「ギネス世界記録2021」に掲載される。

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