スタ★アトピッチ沖縄大会 新事業計画をプレゼン 創業、後継ぎ企業支援へ


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事業内容や展望などをアピールする登壇企業=10日、那覇市泉崎の琉球新報社

 スタートアップ(創業)企業や、新規事業に取り組む跡継ぎベンチャー企業の持続的成長をサポートする、プレゼンテーションコンテスト「次世代うちなーイノベータープログラム スタ★アトピッチJapan沖縄特別大会」(主催・琉球新報社)が10日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。県内の経営者ら計6人が登壇し、新たな事業プランを発表した。

 創業2年目のウェブ制作会社、おきまる(那覇市)の具志堅好一代表は、同社が行うECサイト導入のサポート事業を説明した。具志堅代表は「農家や伝統工芸に携わる方は、EC販売の経験がない方が多い」として、地場産物を作る生産者を対象に支援を行う。ECサイト構築だけでなく、販売管理や販売戦略などを生産者と一緒に取り組む「伴走型」を強調した。

 跡継ぎ企業の経営者として、創業67年目の外間製菓所(那覇市)の3代目・外間有里代表は「これから家業を継ぐ商店街の人と一緒に、那覇の商店街の食文化を発展させたい」と、沖縄の食文化を世界に発信する「沖縄フードLABO」設立に向けた事業プランを発表した。

 後日発表されるグランプリ受賞者は、日本経済新聞社主催の「スタ★アトピッチJapan」決勝大会に出場できる。沖縄特別大会の発表の様子は12月上旬に特設ウェブサイトにアップされ、視聴者投票でオーディエンス賞も決定される。