県庁で消防訓練 参加は2千人→50人 コロナ対策のため規模を縮小して実施


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真剣な表情で放水の実技訓練をする県の職員ら=11日午前、県庁

 県は11日、本庁舎で消防訓練を実施した。年に1回の訓練で、例年は2千人ほどが参加するが、今年は新型コロナウイルス感染症対策で約50人で訓練した。

 訓練は14階西側の給湯室から出火したとの想定で始まった。通報連絡班に割り当てられている職員が中央監視室に連絡。避難誘導班の職員が非常階段を使って職員を1階の県民ホールに誘導。その後、消火班の職員が模擬消火活動をした。

 消火班の職員は最後に、実際に消火栓につないだホースから放水する実技訓練も実施した。実技訓練に参加した人事課の比嘉善徳さん(24)は「火事になったら慌てると思うので訓練を重ねることは大切だ」と気を引き締めていた。