「待ってました!」大宜味村の公民館の食堂、8カ月ぶりに再開 コロナ対策徹底


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飛沫防止のパーティションで安心した様子で食事を楽しむ区民ら=10月28日、大宜味村の津波区公民館

 【大宜味】「待ってました!」「ありがとう!」。新型コロナウイルスの影響で3月から中止していた大宜味村津波区公民館の「サラメー食堂」が10月28日、8カ月ぶりに再開され区民らが集った。再開へ向け感染対策などについて話し合い、公民館を大掃除し、食器なども消毒した。さらに安心して食事ができるよう、個別の仕切りをつけた飛(ひ)沫(まつ)防止のパーティションは区の男性らが設計し、24席分作製した。

 開店時間は午後4時30分から6時までとし、体温測定と記録・受け付けは男性らが担当。客が帰った後の消毒もしっかり行い、感染対策に区民は安心した様子で和気あいあいと食事をした。サラメー会長の吉田春子さん(73)は「とても不安だったが、再開を望む声に後押しされ皆の協力で始めることができた。感謝している」と述べた。会計担当の宮城広実さん(75)は「久々で待ちかんてぃー(待ちわびる)していた。再開にこぎ着けることができうれしい」と笑顔で話した。 (安里郁江通信員)