11歳のイラストレーター×忠孝酒造 コラボ干支ボトル販売 12年かける企画の第1弾


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忠孝酒造が新発売した「2021MIRACLE-KUN 干支ボトル(丑)」をPRする大城勤社長(右)とデザイン会社のDOKUTOKU460の城間英樹社長=10日、那覇市泉崎

 忠孝酒造(豊見城市、大城勤社長)はこのほど、県内の若きイラストレーターのミラクルくん(11、本名・城間ゴンタさん)とコラボした泡盛「2021MIRACLE-KUN干支(えと)ボトル(丑(うし))35度」(500ミリリットル)を発売した。12年かけたプロジェクトの第1弾で、今後11年間の干支デザインもミラクルくんが担当する予定。

 丑年生まれのミラクルくんは、2018年ごろからイラストレーターとして活動を始めた。これまでに県内外企業とのコラボ商品のデザインを手掛け、12月に県立博物館・美術館で同館史上最年少の作家として個展を開く予定。

 10日に琉球新報社を訪れた大城社長は「12年間の作品を通してミラクルくんの成長も見られる」と述べた。ミラクルくんの父で、デザイン会社DOKUTOKU460(那覇市)の城間英樹社長は「デザイナーの先輩として息子の成長を楽しみにしている。12年後に一緒に泡盛で乾杯したい」と笑顔で語った。

 希望小売価格は税込み3300円。売り上げの一部は障がい者支援施設への寄付に充てられる。