うるま市の海中道路で干潟再生 地域住民ら参加 水生生物の調査も


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干潟の再生作業を行う地域住民=10月25日、うるま市与那城の海中道路周辺海岸

 【うるま】うるま市屋慶名の自然環境が悪化している海域で10月25日、地域住民らが参加した干潟の再生作業が海中道路周辺海岸で行われた。

 うるま市が昨年度から3カ年事業として取り組んでいる「海中道路周辺海域自然環境再生事業」の一環で、海中道路西口の南側海域で六つの区画で干潟を耕しながら浄化材を混ぜたり、水質サンプリングや水生生物を採取し調査した。

 担当の市環境保全係の目取真康裕さんは「市のランドマークである東海岸区域の水質悪化による悪臭を解消したい。行政と地域が共に事業を進めていきたい」と述べた。屋慶名自治会の森根隆会長は「地域の小学生たちも実際に見に来てほしい。この活動を継続していきたい」と話した。
 (喜納高宏通信員)