32軍司令部壕の保存・公開は？大龍柱の向きは？　首里城再建へ研究者らが22日に公開討論会

「首里城再興に関する公開討論会」を開催する首里城再興研究会のメンバーの（右から）石原昌家さん、西村貞雄さん、伊佐眞一さん、友知政樹さん、永津禎三さん、比嘉豊光さん＝10日、県庁

　県民主体の首里城再建を求め、研究者らでつくる「首里城再興研究会」は22日午後2時、那覇市おもろまちの県立博物館・美術館講堂で「首里城再興に関する公開討論会」を開催する。

　国の「首里城復元に向けた技術検討委員会」委員長の高良倉吉琉球大名誉教授、同委員の安里進県立芸大名誉教授も登壇する。首里城正殿前の大龍柱の向きや第32軍司令部壕の保存・公開、再建や文化財保存について意見を交わす。高良、安里両氏のほか西村貞雄琉球大学名誉教授、高山朝光元知事公室長、友知政樹沖縄国際大教授が登壇する。後田多敦神奈川大准教授がオンラインで参加する。

　研究会の6人は10日に県庁を訪ね、県と県議会に対し、首里城の再建について沖縄側の専門家が参加し、県民の意見も集約することができる「プラットフォーム」の創設を求めた。

　公開討論会の資料代は500円。先着70人限定で午後1時から会場入り口（2階）で整理券を配布する。