沖縄県立博物館・美術館の指定管理者 1月まで再公募 管理料を増額


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 県は、を来年4月からの5年間、管理・運営する指定管理者の再公募を開始した。締め切りは来年1月15日。県は当初、8月11日から10月9日まで公募したが、応募がなかった。

 再公募で県は、年間の指定管理料を1432万3千円増額し、3億4588万8千円とした。

 新型コロナウイルスの影響に伴う収入減を巡る経費負担などについて、県と指定管理者で協議することを定める新たな項目を追加した。

 現在の指定管理者の沖縄美ら島財団は、新型コロナの影響で収入が激減し、指定管理料の増額などが必要だとして、応募を見送っていた。同財団の指定管理期間は来年3月で終了する。

 財団は2021年度以降の指定管理料の増額や、20年度の入場者減少による収入減への補助などがあれば、応募を検討する考えを示していた。

 財団は新たな条件について「前進している」とした上で、応募するかは「精査した上で決定する」と説明した。