藍染め体験で町制80周年記念品 沖縄島北部の本部町の児童ら


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完成した藍染めはコースターに加工し、本部町制80周年記念式典で記念品として贈られる=7日、同町伊豆味の「藍ぬ葉ぁ農場」(提供)

 【本部】本部町内の子どもたちが町制80周年式典の記念品のコースターを制作するため7日、同町伊豆味の「藍ぬ葉ぁ農場」(池原幹人代表)で、助言を受けながら藍染めを体験した。別の日には本部高美術部がフクギ染めをしており、両方の染め物を使い、町の農村漁村生活研究会の会員がコースターに仕立てる。作品は12月に開催予定の式典で参加者に贈られる。

 記念品制作の依頼を町から受けた池原さんは「自分一人で作るより、子どもたちや地域の人と作った方が意味のあるものになるのではないか」と述べ、地域一丸となって制作することを決めた。

 子どもたちは輪ゴムやビー玉を使うなど、楽しみながら藍染めした。

 小橋川進希さん(伊豆味小2年)は「布を5回くらい漬けたり乾かしたりするのが大変だった。最初は不安だったが、やってみたらできた」と満足そうに答えた。