沖縄米兵の事件事故頻発 1カ月で17件 タクシー強盗に傷害容疑…


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努
星条旗と日の丸(キャンプ・フォスターで)

 19日午後11時40分ごろ、北谷町美浜の町道交差点で酒気帯び運転の空軍兵が2人乗りのバイクに衝突する事故が発生した。バイクに乗っていた10代男性2人は頭や足に軽傷を負った。沖縄署は20日、米空軍兵の二等軍曹(26)を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。10月24日からの約1カ月で米軍兵士による事件事故は17件発生している。県は13日までに、米軍や沖縄防衛局、外務省沖縄事務所に対して抗議し、綱紀粛正を求めていた。

 沖縄署によると、二等軍曹は「話したくない」と黙秘している。同容疑者は交差点を右折する際に対向車のバイクと衝突した。逮捕容疑は19日午後11時40分ごろ、北谷町美浜の町道で基準値(呼気1リットル当たり0.15ミリグラム)を約3倍上回る酒気を帯びた状態で普通乗用車を運転した疑い。事故の通報で駆け付けた警察官によって現行犯逮捕された。

 この1カ月で米軍兵士によるタクシー強盗や傷害、器物損壊など事件が相次いでおり、午前1~5時の基地外への外出などを規制する「リバティー制度」に違反する事案も確認されている。沖縄署管内では12日と14日にも、酒気帯びや飲酒運転検知拒否などの道交法違反容疑で米兵1人がそれぞれ逮捕されている。いずれも別の車と衝突事故を起こした。