組踊の世界に興味津々 恩納村・山田小


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
三線に使われるニシキヘビの皮を説明する講師たち=13日、恩納村の山田小学校体育館

 【恩納】恩納村立山田小学校の体育館で組踊の「お出かけワークショップ」が13日行われ、4、5年生が参加した。(小山猛三郎通信員)

 講師は国立劇場で組踊を演じている立方の嘉数道彦さんと玉城匠さん、地謡は太鼓の仲村逸夫さんと三線の喜納吏一さんの4人。

 講師が「沖縄のオペラ」「ミュージカル」と称される組踊について、成り立ちから歴史、道具などをプロジェクターと実物で解説した。

 組踊の楽しみ方として(1)せりふ(2)音楽(3)踊り―の三つの構成要素を実際に歌い、三線を弾き、演舞を見せながら分かりやすく説明、子どもたちを組踊の世界に引き込んだ。

 三線の胴に使われている3メートルほどのニシキヘビの皮の実物を見せ、琉球王朝時代の王様が締める8メートルにも及ぶ「うふおび(大帯)」の着脱も披露、組踊での歩き方を子どもたちに実践させた。

 4年生は、近く国立劇場おきなわでの組踊鑑賞の予定がある。上演予定の「二童敵討」について、理解し楽しめるよう予備学習もした。