沖縄に日本三大美味鶏 秋田・比内地鶏が本格販売 来月から


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秋田県農林水産部農業経済課販売戦略室の加藤はなゑ副主幹(右)、MIZUTOMIの髙橋勇治常務=26日、那覇市泉崎の琉球新報社

 秋田県のブランド鶏「比内地鶏(ひないじどり)」の認知度向上や販売促進を目的に、秋田県は12月から、リウボウストアや県内飲食店で比内地鶏を提供するキャンペーンを始める。比内地鶏は日本三大美味鶏(びみけい)の一つとされる。約5カ月かけて育てられ、濃いうま味が特徴という。

 新型コロナウイルスによる飲食店需要の落ち込みで、首都圏への比内地鶏の出荷が減るなど打撃を受けており、地方での消費拡大を進めている。

 12月から県内飲食店での取り扱いを順次始め、年明けの1月9日からリウボウストア県内13店舗の精肉コーナーで消費者向けに販売する。

 秋田県は那覇空港の国際物流ハブ機能を活用し、シンガポールなどに地鶏の輸出を進めてきた。コロナ禍で那覇空港の貨物ハブは止まっているが、路線再開後にはアジアへの販路拡大を見据えているという。秋田県農林水産部の加藤はなゑさんは「秋田の食材を口にすることは少ないと思うが、まずは比内地鶏を沖縄の多くの人にも楽しんでほしい」と話した。