沖縄はGoTo継続 県が発表 政府に「トラベル」除外求めず 


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GoToキャンペーン継続を発表する謝花喜一郎副知事=30日午後、県庁

 沖縄県は30日午前、新型コロナウイルス感染症対策本部会議の定例会議を開き、政府が運用見直しを表明した需要喚起策「GoToキャンペーン」への対応を協議した。謝花喜一郎副知事は同日午後、記者会見し、キャンペーンについて継続する方針を発表した。観光需要の喚起策「GoToトラベル」では、県外からの感染事例が少ないことや経済界からの期待が大きいことから、キャンペーン対象地域からの除外は求めない。観光客らに対しては、旅行1週間前からの感染対策を徹底し、体調不良時は旅行を控えることや、旅行中の会食は来訪者のみで4人以下、2時間以内とすることの徹底を呼び掛ける。

 外食需要を喚起する「GoToイート」について、食事券の販売一時中止などは求めないが、県内の感染事例は会食会合の場が多いため、利用はテイクアウトやデリバリーでの活用を呼び掛ける。店内での飲食の場合は4人以下、2時間以内を徹底するよう県民らに求める。

 謝花副知事はキャンペーンの継続は「感染防止対策を緩めていいというわけではない」と強調。医療提供体制は逼迫していることから、これ以上感染が広がれば、新たに外出自粛や事業者の時短営業、休業要請などをしなければならない可能性も挙げ、県民や事業者に感染防止対策の徹底を強く求めた。