エイサーの魅力をドラマで発信 全島まつり実行委が制作発表 青年会の成長と家族の絆描く


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
特別動画「エイサーどんどん!」の制作を発表する岸本司監督(前列左から4人目)や出演者ら=30日、沖縄市のエイサー会館

 【沖縄】沖縄全島エイサーまつり実行委員会(実行委員長・桑江朝千夫沖縄市長)は30日、沖縄市のエイサー会館で記者会見し、同まつり65周年記念特別動画「エイサーどんどん!」(岸本司監督)の制作を発表した。

 同まつりに出場する青年会の成長と家族の絆を描いたヒューマンドラマで、エイサーの魅力を伝える。2021年1月以降に公開する。

 今年の同まつりは新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった。岸本監督は「断絶していた親子が道ジュネーを通し、再生する姿を描く。人の絆を大切にする街、沖縄市の魅力も伝えたい」と述べた。

 主演の沖直未さんは「コロナ禍だが、エイサーの力強さで多くの人を励ますことができるはずだ」と話した。小波津正光さんは「世界の人に驚きを与える作品になると思う」と話した。

 撮影は29日まで1週間、沖縄市で行われた。桑江市長は「新たな形でエイサーの魅力を伝え、伝統文化への愛着を深めてもらえる作品にしたい」と述べた。