沖縄在来の香辛料「ピィパーズ」生産拡大へ 農家らが協議会を設立


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
ピィパーズの生産拡大に向けた県ピィパーズ生産推進協議会の設立総会=11月29日、那覇市のなは市民協働プラザ

 主に八重山地方で親しまれている、沖縄在来の香辛料「ピィパーズ」(本島ではピパーチなどと表記、和名ジャワナガコショウ)の生産を拡大しようと、生産者らでつくる県ピィパーズ生産推進協議会(沖ピ協)の設立総会が11月29日、那覇市のなは市民協働プラザで開かれた。2006年から普及に取り組んだ「ピィパーズを生かす会」を解散し、増産に向けた新たな段階に移行するとして協議会を発足させた。

 ピィパーズは国内で消費されるほとんどが外国産で、県産はわずかだ。沖ピ協は生産技術部会など4部会を設置し、生産基盤の確立や6次産業化などに取り組む考え。