医療事業のエア・ウォーター社が沖縄で新会社 オカノと共同出資


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豊見城市豊崎にある沖縄エア・ウォーターの社屋(エア・ウォーター提供)

 医療関連事業のエア・ウォーター西日本(大阪市)は1日、医療・産業用ガスを販売するオカノ(那覇市)との共同出資で、沖縄エア・ウォーター(豊見城市、道志年章社長)を設立した。エア・ウォーター西日本のグループ会社が展開する商品・サービスの販売業務を県内で始める。

 新会社の出資比率はエア・ウォーター西日本が60%、オカノが40%。従業員は当面、エア・ウォーターグループから数名程度の出向でスタートする。医療器具の洗浄・滅菌業務を医療機関から受託する「滅菌センター」も、エア・ウォーター西日本沖縄事務所(豊見城市)に新設する。同センターは県内初という。

 エア・ウォーター西日本は8月に豊見城市に沖縄事業所を構え、県内の医療機関に機器販売を展開している。

 グループ各社も県内で病院設備工事やドライアイス、業務用冷凍野菜などを販売しており、グループ合計で年間の売り上げ規模は10億円に上るという。沖縄エア・ウォーターは、それぞれで展開してきた事業を一本化し、沖縄事業を強化していく狙いがある。2023年度に年間売上高20億円を目標とする。