【沖縄】街中を展示会場に―。例年、沖縄市のプラザハウスショッピングセンターで開催している工芸市「第19回沖縄市工芸フェア」が、新型コロナウイルスの感染防止のため、沖縄市内のホテルや飲食店などで分散開催される。同フェアに向けた記者会見が1日、トリップショットホテルズ・コザで開かれた。各店舗で紅型や陶芸、染め物などの工芸作品を楽しめるほか、展示販売も行う。期間は来年3月12日から14日までを予定している。
同フェアは毎年3月中旬に開催され、1日当たり約4千人が来場する。今年は新型コロナの感染拡大を受け、中止になった。来年のフェアはイベントを実施する際のガイドラインに沿い、作品に触れる際の手袋着用や入場者数の制限など感染予防対策を徹底する。
また、来場者の一極集中を避けるため、コザ・ゲート通りや中央パークアベニュー周辺の16店舗内に55の工房の展示ブースを設置する。街中での開催で中心市街地への誘客も狙う。
同フェアの金城宏次実行委員長は「コザの街を歩きながら作品を楽しめる。多くの人に足を運んでほしい」と話した。