ルネッサンスリゾートオキナワ(恩納村、知花功総支配人)の山城新和さんが、11月に東京で開催された日本一の洋菓子タルトを決める「第9回スイーツコンテストTarte-1グランプリ」(全日本洋菓子工業会主催)に「東村産ゴールドバレルパインタルト」を出品し、全国69作品の中からグランプリに選ばれた。同ホテルからは2年連続のグランプリ受賞。
山城さんは、同ホテルのペストリー・ベーカリーのパティシェで、スーシェフ(副製菓長)を務める。受賞作品は、パイナップルの断面をイメージして、生地にゴールドバレルを混ぜて焼き込んだ。ライムが香るムースとパイナップルクリームを重ね、表面はパイナップルのジュレでみずみずしい新鮮な味わいを表現した。
山城さんは「コンテストを辞退しようと思っていたが、ゴールドバレルが廃棄の危機にあるという新聞記事を読んで、お菓子で役に立てないかと参加を決めた。引き続き、県産食材の良さを県外へ発信したい」と抱負を述べた。
同受賞作品は26日から発売。価格は税別でホール4200円、1カット750円。問い合わせは同ホテル(電話)098(965)0707。