土砂搬出量1.6倍 安和桟橋の使用2年目 月平均は1万1941台


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 新基地建設の監視を続ける本部町島ぐるみ会議によると、名護市安和の琉球セメント桟橋から搬出された埋め立て用土砂は2018年12月3日から20年11月30日までに、大型ダンプ21万8355台分に及んだ。搬出を開始して1年目(18年12月~19年11月)の月別平均搬出台数は7251台で、2年目は新型コロナウイルスの影響で工事が中断した5月を除いたにもかかわらず平均1万1941台と、約1・6倍に増加した。

 安和で抗議を続ける大畑豊さん(57)は「今年は作業が午後8時近くまで行われることも多く、搬出台数が一日に千台を超える日も少なくなかった。粘り強く抗議したい」と語った。