沖縄で新たに12人感染 週末の検査減要因、依然予断を許さず【12月8日朝まとめ】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は7日、新たに10歳未満から70代までの男女12人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染者数が10人台となるのは11月24日以来。県は、週末を挟んで検査数が少なかったことを要因に挙げた上で、予断を許さない状況が続いているとして、引き続き感染対策を呼び掛けている。

 新規感染者のうち、5人は感染者との接触による感染で、内訳は家庭内感染4人、飲食を介した感染が1人。残りの7人は感染経路不明の「調査中」だった。居住地別では那覇市4人、宮古島市と沖縄市、宜野湾市で2人、うるま市と南部保健所管内で1人。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は19.29人で大阪府、北海道、東京都に次いで全国4番目。

 米軍関係は6日にキャンプ・ハンセン2人、トリイ通信施設1人の計3人、7日にはキャンプ・ハンセン1人、キャンプ・フォスター7人の計8人の感染が確認され、累計620人となった。

 県は今月2日に新規感染者として公表した80代女性について、最初の検査で陽性だったものの、その後PCR検査で陰性が確認され、偽陽性と判断したため感染者数から取り下げた。