【今帰仁】今帰仁村議会(座間味薫議長)は7日開会した12月定例会本会議で、女性への性的暴行の疑いで書類送検され不起訴処分となった男性村議(70)に対する議員辞職勧告決議案を全会一致(2人退席)で可決した。勧告決議は3度目。同決議に法的拘束力はない。辞職の意向について同日、本紙の取材に対し男性村議から回答はなかった。
決議文は「犯罪被害者支援の中心的な役割を担い、充実した支援が行われるような責務を果たすべき議員が疑いを持たれ、そのことについて説明をいまだ果たさないことは断じて許されることではない」として、男性村議に速やかに辞職することを求めた。
9月の2度目の決議前に公開で開いた全員協議会で男性村議は「相手の方とは見解の相違がある」「弁護士から、捜査の内容は機密事項なので公の場で話すべきではないと言われている」として説明しなかった。不起訴を挙げ「犯罪行為はしていない。村民の負託に応えるため(議員活動を)継続していきたい」と辞職を否定していた。