那覇西 8強超えに意欲 全国高校サッカー 派遣費用のクラファンも


この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
全国大会でベスト8超えを目指す那覇西高サッカー部の選手ら=7日、那覇市泉崎の琉球新報社

 12月31日に開幕する第99回全国高校サッカー選手権に2年ぶり17度目の出場を決めた那覇西の選手らが7日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪れた。山川樹主将は「攻撃的なサッカーでベスト8超えを目指す」と決意を示した。

 1回戦は31日午後0時5分から、千葉県のフクダ電子アリーナでノースアジア大明桜(秋田)と戦う。勝ち抜けば2021年1月2日、同会場で2回戦を戦う。決勝は1月11日、埼玉スタジアムで予定。

 同校サッカー部はクラウドファンディングによる資金造成を実施している。期間は25日午後11時まで。目標の150万円に達しなければ支援金を受け取ることはできない。一口1000円から最大10万円まで。毎年、父母会内での資金造成が主だったが、コロナ対策で宿舎の部屋を多く取る必要があるなど、例年以上に費用がかかるため、初の取り組みで広く募る。

 平安山良太監督は「県外のOBなども広く募集できる」と呼び掛け、「大会に向け、チームの成長を実感している」という山川主将は「プレッシャーもあるが(クラウドで)応援が集まっていてうれしい。全国で結果を残したい」と誓った。

 上江洲隆校長は「94年に打ち立てた県勢最高の8強を超えるように新しい伝統をつくってほしい」と期待した。