【今帰仁】今帰仁村議会(座間味薫議長)は9日の12月定例会本会議で、辞職勧告を受けた男性村議が一般質問に立つことを不服とした村議6人が退席し、定足数に達せず延会となった。男性村議は女性への性的暴行の疑いで書類送検され、不起訴処分となっており、村議会はその件について十分な「説明責任を果たしていない」などの理由で3度の辞職勧告を出した。
9日は村議3人の一般質問を予定していた。2人目を終えた時点で、村議6人が一斉に退席した。ある村議は「一般質問は議員活動の最たるものだ。一般質問を認めることは議員活動を認めることであり、それだけは容認できない」と述べた。10日の議会前に全員協議会を開き、対応を検討する。座間味議長は「議会は粛々と進めなければならない。全員協議会で検討する」と語った。