沖縄で新たに46人コロナ感染 浦添、宮古島でクラスター【12月11日朝まとめ】


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コロナウイルスの電子顕微鏡写真

 県は10日、10歳未満から80代までの男女46人が新型コロナウイルスに新たに感染したと発表した。9日までに浦添市内で開かれた模合とその参加者によるゴルフコンペなどで計14人の感染が判明し、県は、9日に発表した宮古島海上保安部の7人の感染とともにクラスター(感染者集団)に認定した。県内のクラスターは36例となった。感染者の累計は4702人。

 11月下旬に浦添市内で開かれた模合に参加していた6人が感染、このうち4人が参加したゴルフコンペなどを介してさらに8人が感染し、40代から80代までの計14人の感染が判明した。スナックでは事前の検温や消毒をしたが、カラオケ中はドアを閉めていたという。ゴルフコンペ後は会食したり、移動の際にも同じ車に乗ったりしていた。

 10日発表の新規感染者のうち21人は既に感染が確定した人との接触とみられ、飲食・会食関係6人、家族7人、職場5人、その他3人。残り25人の感染経路は調査中。70代以上の高齢者は4人だった。7月に感染した20代の男性が再感染し、県内の再感染者は4人となった。

 市町村別では那覇市が最多で10人、沖縄市7人、名護市6人、中部保健所管内5人、うるま市4人、南城市と浦添市で各3人、糸満市と宜野湾市、宮古島市で各2人、豊見城市と南部保健所管内で各1人。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は17・78人で全国6番目。米軍関係の新規感染者はいなかった。