県酒造組合(佐久本学会長)は15日、泡盛の魅力を世界各国で伝える「AWAMORI JINBNER(泡盛ジンブナー)」として、北米やイギリス在住の外国人など11人を任命した。15日に叙任式がリモートで開かれ、11人はそれぞれの国で泡盛を広めていく決意を語った。
泡盛ジンブナーは泡盛を国内外に普及してもらうために、県酒造組合が本年度に創設した称号。初代の泡盛ジンブナーとなった11人の職業は、飲食店の従業員やバーテンダー、飲料ライターなどさまざま。約4カ月にわたって泡盛の歴史や文化、製造方法、味わい方などを学んだという。
泡盛ジンブナーとなったケリー・ソォーンさんは「深い専門知識を学べたことに感謝したい。経験を生かして、周りの仲間や愛好家に泡盛という素晴らしいお酒の面白さを伝えていきたい」と語った。
佐久本会長は「泡盛は日本最古の蒸留酒として600年の歴史を誇る。歴史や文化を背景とした琉球泡盛の魅力や価値を広げてもらい、多くの人が泡盛を知って沖縄にも訪れてほしい」と期待した。