じわり人気!沖縄南部でトレッキング ガジュマルの先には岩穴、鍾乳洞も 八重瀬「ハンターバンの森」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ガジュマルの根でできた「自然のカーテン」の中で笑顔を見せる山内平三郎さん=14日、八重瀬町具志頭

 【八重瀬】コロナ下でも3密を回避しながら楽しめるとして、八重瀬町具志頭に広がる通称「ハンターバンの森」のトレッキングツアーがじわりと人気を集めている。運営する沖縄鍾乳洞協会の山内平三郎理事長は「自然を生かし、コロナ時代に対応した観光の在り方として一石を投じられるのでは」と期待を寄せる。
                                                                           

 ツアーは3年前から始まった。県内外の親子連れやカップルらが参加し、多い時にはひと月で100人を超える参加者がいた。だが今年4月以降、コロナ禍で参加者は激減。ゼロの月もあった。3密を回避すれば感染の可能性が低いことが浸透し始めると、11月ごろから徐々に参加者が戻ってきた。

 南の駅やえせから5分程の場所に熱帯カルスト地形のハンターバンの森はある。ヘルメットにヘッドライト、軍手、命綱を装備し、森の中へ。久高島が見える高台や、フィッシャー(岩の裂け目)を進むと、鳥のさえずりや太平洋の波の音が心地よく耳に入ってくる。ガジュマルの根が作り出す“自然のカーテン”をくぐった先には、岩穴が広がり、中は鍾乳洞になっており、気分はまるで冒険家だ。定員は最大7人で約2時間をかけコースを回る。

 山内さんは「3密を避けながら楽しめる。他の市町村でも地元の自然を生かした取り組みができるのでは」と提案した。

 小学校高学年から参加できる。1人3千円。問い合わせは(電話)090(1517)2027。

  (照屋大哲)