【詳報】コザ騒動50年シンポジウム


この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬

 那覇市の琉球新報ホールで13日に開かれた「コザ騒動50年を問うシンポジウム」(主催・沖縄アジア国際平和芸術祭2020実行委員会、琉球新報社)は、4人の登壇者が1970年12月20日未明に起きた「コザ騒動」の実相を多角的に論じた。石原昌家沖縄国際大学名誉教授は「単なる騒動ではなく『コザ反米軍市民蜂起』と呼ぶべきだ」と提唱し、大城尚子沖縄国際大学非常勤講師は沖縄の自己決定権の観点から問題提起した。音楽家の喜納昌吉氏は「(コザ騒動を通し)沖縄のアイデンティティーを問う時期に来ている」と強調し、元高等弁務官第一等特技官の主和津(シュワルツ)ジミー氏は当時のランパート高等弁務官と共に現場を訪れた状況を伝えた。約150人の来場者と質疑も活発に交わした。

 紙面PDFから詳報をご覧になれます。

コザ騒動シンポジウム詳報紙面
コザ騒動シンポジウム詳報紙面