【うるま】うるま市の平敷屋エイサー保存会(新里正幸会長)は、100年以上続く伝統エイサーを知ってもらい文化を持続させる「ハントー体験」のお披露目会を11月29日、うるま市勝連平敷屋にある「宿&喫茶 アガリメージョー」で開いた。(喜納高宏通信員)
うるま市無形民俗文化財「平敷屋エイサー」の酒がめを担いで演舞する「ハントー」を衣装を着て体験するプランを、保存会広報担当で会場となるアガリメージョーを経営する眞榮里良人さん(40)が運営する。体験には事前予約が必要で、参加者は新里酒造の泡盛「恋物語」を会場近くにある平敷屋売店で購入する。会場では平敷屋エイサーの映像を見ながら歴史や解説などを聞いた後に酒がめを担ぐ体験を行い、体験者が持ち込んだ泡盛を酒がめに注ぎ新酒と古酒が混ざり合った酒を空き瓶に移してプレゼントされる。
お披露目会ではペルー出身で県系三世の田場小ジャンカルロスさんが保存会の手ほどきを受け、大きなハントー(酒がめ)を左右に振りながら演舞を行った。
ジャンカルロスさんは「息を合わせるのが難しかった」と話した。眞榮里さんは「体験で若い世代に平敷屋エイサーをつなげていきたい」と意欲を述べた。問い合わせは(電話)090(1710)4106(眞榮里)。